1965年ビートルズの作品で、原題は、Norwegian Wood(ここ単数)
副題が(This Bird Has Flown)「鳥は飛んで行ってしまった」といいます。アコースティックギターとインド音楽でよく使われる、シタールに音色がよく似たシタールギターが印象に残る曲です。
ノルウェーの森という邦題は、バイオリニストの高嶋ちさ子のお父さんで、日本でのビートルズの仕掛け人である高嶋弘之さんがつけたんだそうです。 この邦題なんですが、賛否あるんですね。 ノーウィージャンウッドのウッドなんですが、森を意味するならWoodsと複数にするのが普通で、単数にするなら冠詞theが付きます。 英語的には、森を意味すると言われれば、そうですかって感じで引き下がりますが、どちらかと言うと単数形のウッドなら木材という印象の方が強くなります。 英語は単数と複数で意味が変わることがあるんです。 一方で、村上春樹の名作ノルウェイの森の中にはこの曲を思わせる描写が何度か出てくることで有名です。
主人公の女性の好きな曲でもあることからこの題名になっています。
英訳のタイトルはNorwegian Wood(単数)。
ビートルズの曲名と同じなんですが、英語のウィキペディアには、「ビートルズはWoodを木材の意味で使っていたが、日本ではそれを森と訳しているため、村上の本のタイトルのWoodは森のことである」と書かれています。 ~
一番と二番に同じ表現、「いい感じのノーウィージャンウッド」という表現が出たでしょ
一番の方では、イケアのような北欧調の生成りの木の家具でいい感じの部屋という意味だと思います。
二番では、やっぱ北欧の木はよく燃えるぜーという意味だと思います。
歌の中には森をイメージする内容はないとボクは思います。
この曲の邦題がノルウェーの森とは最近知ったのですが、知ってからも、北欧のログハウスまでは思い浮かびましたが、やっぱり森までは目に浮かびませんでした。
朝目覚めると鳥は飛び立ってしまっていたという場面で、ようやく森の中のログハウスがうっすら見えてはきましたが、ちょっと待てよ、と。じゃぁ女性に逃げられた腹いせにノルウェーの森に火をつけたの?それじゃ山火事だと。
北欧と言えば北極圏のすぐ下です。北欧からのアメリカ移民はミネソタ州に多いと言われています。ボクは北欧には行ったことがないんですが、ミネソタの自然は故郷北欧とよく似ていて杉や檜の針葉樹林が生い茂っているんですね。
そこに火を付けちゃったわけで、さぞかしよく燃えただろうなぁと想像したら不謹慎ながらちょっと笑ってしまいました。
(ミルクボーイ風に) それ、森と違うんとちゃうか?もう少しよく話を聞かせてよぉ、うーん
そもそもその辺でナンパしたんだから、森の中までどうやって移動したんだ?と
(ミルクボーイ風に) ほな森と違うかー と
ボクは彼女の部屋に連れて行かれたわけですから、
やっぱり町の中のアパートの一室の方がイメージに近いと思いました。
それも街中のアパートの一室です。
欧州の家は石造りですから、火事になっても延焼はそんなにないと思うんです。
北欧の家具と言うとノルウェーのお隣、スウェーデンのイケアですよね。世界最大の家具メーカーです。今では安くておしゃれな家具というイメージが定着しましたけれど、日本に入ってきたころは、おしゃれな面を強調したマーケティングをしていました。
欧米ブランドがアジアに進出するときによく取る戦略で、母国では廉価ブランドなのに、海外では高級品路線で売り出すことがよくあります。イメージ戦略で超過利益を得るのが狙いです。
イケアがアメリカに入ってきたときにニューヨークに住んでいたのですが、アメリカには、安いDIYの家具ブランドとして入ってきました。ニューヨーク郊外の大型倉庫のような店舗で箱積みになっている机や本棚を買って、汗かきながら組み立てたことがありました。
香港に引っ越したとき、大家さんから「最近北欧から香港に進出したイケアというおしゃれ家具一式を新品でつけるのだからびた一文負けられない!」と言われたことがあります。
向こうは高級家具を入れるのだからと強気だったわけですが、こっちは安物家具と思ってるので、何威張ってんだ?という意識でしたw
みなさんは、ノーウィージャンウッドを聞いて、森をイメージしましたか?ログハウスをイメージしましたか?それともイケアのモデルルームでしたか? まぁ確かに曲の感じからは、森の中というイメージが湧くのもわかるんですけどねぇ
まぁどっちにしても女性に振られたからと森だろうが部屋だろうが、火を付けちゃだめだろー!なわけですが
ビートルズって見かけによらず、実際は結構な悪だったんだそうです。同世代のローリングストーンズの方が断然不良っぽいですが、実はストーンズの方が坊ちゃん育ちというウソのようなほんとな話があります。 ログハウスの意味だったとすると、結局は山火事になっちゃうわけですから、ボクは北欧風の家具の部屋という解釈です。