今日の曲はライオネル・リッチーのSay you, say meです。
リッチーは、黒人音楽の老舗、モータウンレコード所属のソウル・ファンクグループとして1974年にデビューしたコモドアーズのオリジナルメンバーでした。その後1982年からはソロ活動を始めました。代表的デュエット曲「エンドレス・ラブ」ご存じの人も多いのではないでしょうか。
say you, say meは、1985年に発表されました。映画『ホワイトナイツ/白夜』の主題歌に起用されました。映画音楽として高く評価され、アカデミー歌曲賞とゴールデングローブ賞 主題歌賞の両方を受賞した曲です。ただし、主題歌であるにも関わらず、映画のサウンドトラックレコードが別会社のレーベルから発売されたため、サウンドトラックには収録されていないというおかしな現象が発生しました。
そして1986年のモータウンレーベルから出されたリッチーのスタジオ・アルバムDancing on the Ceilingに収録されました。
ライオネルの曲はラブソングが多いのですが、この曲はお互いの気持ちを正直に伝え合おうという意味あいの曲となっています。
文法的にはちょっとハテナな表現な気がするんですが、多分正しいんでしょう。アメリカ人が作ってるんだしw
ラブソングではあるんですが、いちゃいちゃした曲ではないんだと思います。
夢をかなえるためにがんばって、うまくいかなくて落ち込んだり自信がなくなってしまったときに、本心を話せる相手がそばで支えてくれる、二人で支えあっていく、そんな相手が愛おしいという歌なんだと思います。
一人ではくじけそうなときでも、二人なら乗り越えられる。愛ですねぇ。
ラブソングだと書くことが少ないんですけど、この歌は、目標に向かって進むときに感じる孤独感を克服するために傍に誰かがいてくれて、その人が自分を信じてくれることで自信が持てるなんてことありますよね。
日本では本音と建て前が違うという場面が往々にしてあったり、なぜか他人の脚を引っ張る妬み文化みたいなものがあったりするように僕は感じるんですけど、そんなとき、誰かが自分の傍で応援してくれると心強いですよね。
正直な気持ちを打ち明けられるパートナーがいることは大切なのかもしれませんね。