クリスマスウィークの今週のどゆソンは、ボクの一番好きなクリスマスソング、Do they know it’s Christmas?です。1984年、エチオピアの飢饉へのチャリティとして、イギリス、アイルランドのアーティストが急遽集まって歌われた曲です。その後のチャリティーソングの最初の曲です。
アメリカのUSAフォーアフリカ、あのWe are the worldがすぐ発表されましたよね。その後もライブエイド、バンドエイドII(ツー)、20周年記念のバンドエイド20、30周年のバンドエイド30とチャリティの目的を変えながら続いています。
この曲、Do they know it’s Chrismas?アフリカの彼らはクリスマスだということに気づいているだろうか?自分たちがクリスマスをお祝いしている今、このとき、アフリカでは飢餓でそれどころではない人たちがいる、これでいいのか? そんなメッセージが込められた歌で、大成功を収めました。
歌詞の一節には、”Well tonight thanks God it’s them instead of you”「その不幸があなたでなく彼らに降りかかったことを神に感謝しよう」という部分があまりにひどすぎるという意見がありましたが、しかし激論の末、うわべだけの言葉ではなく、「自分じゃなくてよかった~」という本音も伝えたいとの意思で残りました。この部分はU2のボノが熱唱している印象的な部分です。結局その後のバンドエイドでは、手を差し伸べて世界で繋がろうみたいな歌になっています。
とても心にしみる内容だなぁと思います。やっぱり特にボーノが熱唱している部分は考えさせられます。
ボクは今月はじめに経済産業省と国際協力機構主催のアフリカの各国開発銀行の幹部向け中小企業、スタートアップ企業金融の制度立ち上げセミナーで1時間半の講義を依頼されてやったんですけど、自分の知っていることを、地球のほかの地域の人にも伝えていきたいというSDGsの気持ちもちょっとあって引き受けた仕事でした。
さて、そして8月くらいに日本語と英語の違いについて、クリスマスの時期にお話しますと予告していたやつなんですけどね、今日の17:30台のリクエスト曲は竹内まりあのすてきなホリデーを入れました。ケンタッキーのコマーシャルのあの歌です。♪クーリスマスが今年もやってくる
これを♪クーリスマス と、5つの音符に乗せて歌いますよね。これを5音節といいます。
一方、Do they know it’s Christmasでは、どこを取ってもChrist(クリス)、とmas(マス)と二つの音符にしか分かれていないんです。これを2音節といいます。
音楽の3要素の一つにリズムがあるのと同じで、言語でもリズムが違うと伝わらないことがあります。
ニューヨークの隣町にニューアークというのがあります。どちらにも空港があるんですが、ニューヨークがニューヨークであるのに対して日本語ではニューアークとつづりますが、発音はニュアークというんです。これを、日本風にニューアークと発音すると通じません。通じないと、あれ?Rの発音が悪かったかな?とか気になってよりゆっくり発音してしまって尚更通じないという事件が発生します。更に、相手が正しい発音でニュアークと言われると今度はこっちがわからないという悲劇….
音節は英語の教科書でも巻末の付録みたいなことろで書いてあるんですけど誰も読まないんですよねw
というのが言いたかったお話です。 それではみなさん、メリークリスマス!