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2022/01/31 ♯54 2022-05 じょーじ船瀬のどゆ意味このソング   Immigrant Song

今週はレッドツェッペリンの「移民の歌: Immigrant Song」です。

レッドツェッペリンは70年代に活躍したハードロックのビッグネームです。ギターのジミーペイジをリーダーにボーカルのロバート・プラント、ジョン・ポール・ジョンズ、ジョン・ボーナムの4人のメンバーのうちジミーとロバートは大英勲章を叙勲しています。同じバンドで二人叙勲しているのは他にはビートルズしかいません。バンド名は、鉛の飛行船という意味で、読み間違いを避けるために敢えてスペルをLEAD(鉛の意味のレッド)をリードと発音されないようにLEDにしています。

飛行船の代名詞となったツェッペリン伯爵の子孫からは、「金切り声を上げて飛び回る猿どもに、当家の栄誉ある名前を名乗らせるわけには参りません」と訴えられかけたこともあるそうです。

リーダーのジミーペイジっは、意外と弾き損じが多いギタリストですが、長いストラップでギターを腰より低い位置まで下げ腕を伸ばした姿勢で弾く姿は、「レスポールは低い位置で弾くもの」という流行を生みました。ボクも一生懸命真似しようとしたんですが、すごく弾きづらいんで諦めました。

ツェッペリンは神秘性・オカルト志向・黒魔術・宗教性のあるカリスマですが、それはケルト民話や北欧神話などファンタジーの世界に憧憬が深いボーカルのロバートの嗜好も大きく影響しているようです。

そして今日の曲は、1970年リリースの3枚目のアルバムに収録されています。歌詞からわかるように北欧バイキングがモチーフになっています。ジミーの♪ダーダダ ダダーダ ダーダダ ダダーダというヘビーなギターリフを追いかけてロバートのターザンみたいな叫び声が続いてこの曲は始まります。歌詞の内容は北欧神話からインスパイアされているようです。

ニルバーナ、クイーン、布袋 寅泰などがカバーしているほか、聖飢魔Ⅱが何かの曲でオマージュしている名曲です。

さて、このバイキングですが、バイキングと言えば北欧の海賊で、牛の角のついた兜を被った大男というイメージがありますよね?怒涛のように血気盛んな氷の国の猛者たち

これ後世になって作られたイメージなんだそうです。

フランスにノルマンジーという地名が残っているのはノルウェーの海賊ノルマンが侵略して奪取した名残です。侵略をしたのも事実なんですが、それはキリスト教との闘いでした。バイキングは手工業に秀いで、暗黒時代の中世ヨーロッパで、東アジアや中東とも貿易をしていました。航海術にも長けていたので、コロンブスのずっと前にアメリカ大陸に到達していたといいます。

そして北欧神話ですが、私たちの身近に北欧神話があるんですよ。

北欧神話の軍神の息子チュール、戦争と死の神ウォドン、巨神であり主神のサール、そして愛と結婚の女神フリッグ。この名前を聞いて何か気づきませんか?

実は曜日の由来なんです。火星は軍神マース、木星は全知全能の神ジュピター、金星は愛の神ビーナスと言いますよね?Tudesday, Wednesday, Thursday, Fridayは北欧神話の神様に由来してるんです。これで水曜日をウェドネスデーと書く謎が解けましたよね。ウォドンが由来だからなんです。

北欧神話ってあまり馴染みがなかったんですが、がぜん興味が湧いてきました。今度読んでみたいと思います。みなさんも興味が出て来たら是非読んでみてください。

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