今週は、ボーイゾーンのノー・マター・ワットをお届けします。
80年代後半から90年代にかけてアイドルグループが流行ったのを覚えている方も多いと思います。アメリカで言えばバックストリートボーイズとかニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック、
イギリスだとテイク・ザットとか女性グループのスパイス・ガールズなどが出て来たあの頃のことです。
なんとかボーイズとかかんとかガールズというグループ名が多いんですけど、未だに活動しているグループもあります。バックストリートボーイズはちょくちょく日本にも来ていて、今年も2月に来たんですけど
おっさん ですw
アイドルグループの流れでアイルランドで生まれた5人組がボーイゾーンです。「アイルランド版のアイドルグループを作ろう!」オーディションに集まったのは300人。その中から選ばれた5人です。
まぁ日向坂の4期オーディションは5万人応募ですから、当時は規模が小さかったんですねw
イギリス、アイルランドでは当時絶大な人気だったそうです。今日紹介する曲も全英では1位を記録しました。
タイトルのNo matter whatは「どんなことがあっても」という意味です。
またまた苦手なラブソングです。
あ、そうそう、歌詞の中にはあのにっくき仮定法が出てきますよ
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彼らがなんと言おうと、何をしようと、何を教えてくれようと
ぼく達が信じることこそが真実さ
彼らがボクらをどう呼ぼうと、どんな攻撃に会おうと、
二人を引き裂こうと
ボクらは再び結ばれるのさ
信じることを否定するなんてボクにはできない
自分以外の人間になんてなれない
ボクはキミを一生愛し続けるさ
ボクにはわかる、何があってもさ
もし、涙の代わりに笑い声があったなら
もし、それが夜ではなくて昼間であったなら
もし、祈りに答が返ってきたとしたら
そうしたら神の声が聞こえるということなのになぁ
そしてボクはキミをどんな嵐からも守るんだ
不毛の地であろうと、そこにボクらの夢が生まれるのさ
彼らがどんなことを言おうと、
彼らからどう見られようと
キミにはボクだけがいればいいのさ
晴れていようと曇っていようと
どんな終わりになろうと
ボクの人生はキミとともに始ったのさ
~~~~~
No matter whatという言い方は、Regardless(リガードレス)とも言い換えられます。
Regard=気にする、にless=しない がつくわけですから、「気にしない」=つまり、「何であろうと」という意味になります。リガードレスはプロボクサーのマイク・タイソンの口癖です。色んなインタビューで、しょっちゅう言ってました。どんな相手だろうと、どんな
また、Whateverという言い方もあります
こちらは英語のテストに出ますw
さて、ボーイゾーンはアイルランドのグループと言いました。アイルランド人の歌はこれまでにも何曲か紹介してきました。アイルランドというと緑色のイメージがあります。アイルランドの守護聖人であるセント・パトリックにちなんだ色でなんですが、アメリカではアイルランド人のお祭りとして緑いっぱいにしてお祝いするカトリックのお祭りです。
そのアイルランドの国旗は、もちろん緑が入っているんですが、白をはさんで、もう一つ、オレンジ色が使われています。オレンジ色はキリスト教プロテスタントの色です。アイルランドの国旗はカトリックとプロテスタントの共存を意味するんですね。
そして今週からラグビーワールドカップが始まりましたね。世界の協会ができる前から英国の地域協会があったことから、英国は連合王国の代表ではなく、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4地域にそれぞれの代表があり、今回のワールドカップにも4チームが参加しています。北アイルランドはアイルランドと共同のチーム編成で参加しています。
それぞれの地域には守護聖人がいて、イングランドはセント・ジョージ、スコットランドはセント・アンドリュー、ウェールズはセント・デービット、そしてアイルランドはセント・パトリックが祭られています。
ユニフォームの胸を見ると、日本の桜に対して、イングランドは薔薇、スコットランドは薊(アザミ)、アイルランドはクローバーが刺繍されています。
そのほか、ニュージーランドはシダ、オーストラリアはカンガルー、南アフリカはスプリングボック(鹿みたいだけどウシ科の動物)、フランスはニワトリ、アルゼンチンはピューマなどが施されています。