今週は、バリー・マニロウのCan’t smile without you(涙色の微笑)をお届けします。
70代で未だ現役バリバリのバリーのデビューは1970年代。以来50年以上もの間活躍しているわけですね。デビュー当時、フランク・シナトラから「次に来るのは彼だ」と評価されたそうですが、フランク・シナトラの目は正しかったんですね。エミー賞、トニー賞、アメリカン・ミュージック・アワード、グラミー賞などを受賞したディナーショーの大御所です。
今日ご紹介するCan’t Smile Without Youはみなさんご存知の「コパカバーナ」がリリースされる2曲前のシングルです。味の素のCMに使われていたこともあるのでみなさんご存知だと思いますよ。もともとの原曲はニール・セダカのSmileで、それを1975年にデイビッド・マーチンがアレンジしたのがこの曲です。全然売れませんでしたwそしてカーペンターズが1977年にカバーしました。そのときの邦題は「微笑みの泉」これを1978年にバリーがカバーしました。
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キミがいないとボク笑顔になれないんだ
大笑いもできないし、歌うこともできないんだ
なんにもする気になれない
わかるだろ?キミが寂しそうにしているとボクまで寂しくなるのさ
キミがうれしそうにしていれば、ボクまでうれしくなるのさ
ボクの気持ちを知っていれば、わかってもらえるはずさ
キミはまるで歌みたいにボクの人生に現れた
そしてボクの人生を明るくしてくれた
キミは夢にまでみた女性さ
でもそんなのは遠い昔のことで、今はキミがいないと笑えないんだ
幸せはそう簡単には手に入らないって?
そんなことはわかってるさ
だって、キミがいないとボクは笑うことさえできないんだから
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さて、ラブソングなので書くことがありません….
ボクは布施明はバリー・マニロウに似てるなぁと思ってるんですけど。
バリーはニューヨークのブルックリン出身であの大きな鼻からわかるようにロシア系ユダヤ人です。ジュリアード音楽院出身で、全世界で通算7,500万枚以上のレコード売り上げを記録しています。オリジナルの曲はほぼありません。カバー専門です。さきほどご紹介したようにフランク・シナトラから「次に来るのは彼だ」と言われたほか、ボブ・ディランからは「あなたがしていることを止めないでくれ。我々はあなたの影響を受けている。」と言われるなど、音楽シーンへの影響力は大きいと言えますね。
バリーは自身が歌うほか、ベット・ミドラー、ディオンヌ・ワーウィックなどのアルバムのプロデューサーもしています。
そしてまた、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、日本語など多言語で歌をリリースしています。日本では西城秀樹とのデュエット、「腕の中へ -In Search of Love-」。『夜のヒットスタジオ』でも共演したんだそうです。振り付けは二人で考えたそうです。 根っからのエンターテイナーなんですね。