今週は、マイケル・ボルトンのHow am I supposed to live without youをお届けします。
マイケル・ボルトンは、ニューヨークの北、コネチカット州ニューヘイブン出身のシンガーです。売れたのは今日の曲のようなバラードなので、80年、90年代のアダルトコンテンポラリーの代表的存在です。もともとはハードロック出身で、KISSがメイクをしていなかった時代のギタリスト、ブルース・キューリックとバンドを組んでいました。オジー・オズボーンが抜けたブラック・サバスの後任ボーカル候補にあげられていたこともあったそうです。全然イメージできませんよねw
AORに転向後はマイケル・ボルトンは、ローラ・ブラニガン、バーバラ・ストライザンド、ケニー・ロジャース、ケニーGなどに曲を提供しています。今日紹介する曲をローラ・ブラニガンに提供したあと、自身で歌ったのがヒットのきっかけとなりました。
そしてマイケル・ボルトンはかっこいいんです。若い頃の長髪のときはイマイチなんですけど、髪を切ってからはかっこいいんですよ。今でもイケオジです。ちょっとユルゲン・クリンスマンっぽい。
イケオジがどんなラブソングを歌うんでしょうね?
~~~~~
まさか、そんなことが….
そんな話はキミから直接聞きたいよ
誰か他に好きな人ができたからボクと別れたいって聞いたんだけど….
キミの顔を見たらわかったよ、ホントなんだね
これからどうするつもりなのか最後に聞かせてよ
あと、あともう一つだけ….
これからボクはどうしたらいいんだい?
今までずっとキミを愛してきたのに、キミなしでどうしろって言うんだい?
生きる意味を失った今、ボクはどうしたらいいんだい?
泣くだけで済んでる自分を褒めてやりたいよ
なんだか夢が終わってしまったみたいな気持ちだよ
悪いのはキミじゃない
全部ボクのせいさ
いつか友達以上になれるって思ったボクがが悪いんだ
夢は高くつくんだろうね
いくらになるかなんか知りたくもないさ、だってどうせ払えないほど高いんだもの
それなのに、キミは、キミの夢は叶ったんだね
今までずっとキミを愛してきたのに、キミなしでどうしろって言うんだい?
生きる意味を失った今、ボクはどうしたらいいんだい?
~~~~~
How am I supposed to live without you?というタイトルは、「キミなしで、どうやって生きればいいんだろう?」という意味です。Be supposed toは頻繁に使われる表現です。Supposeは「思う」という意味で、その受け身型で、「思われている」とか、「○○なはずである」という意味になります。
「キミなしでどう生きればいいんだろう」と聞いたら熱愛中で「一生放さないよ」と続くことも考えられますが、この曲は、時既に遅し、イケオジのマイケルは振られちゃったんですね。 かっこいいはずのマイケルが振られて落ち込んでいるわけですから、当時の女性ファンはきゃーきゃー言いながら、私が癒やしてあげるわ!的に人気が上がったのを覚えています。やっぱりカッコいい人は得だよなと思います。