今週は、ブライアン・アダムスとティナ・ターナーのデュエット曲、It’s only loveをお届けします。
歌うのはカナダのオンタリオ州出身のアイドル・シンガーソングライター、ブライアン・アダムスとアメリカは南部テネシー州出身のアメリカ版演歌のかぁちゃん、最近の木の実ナナさんそっくりのティナ・ターナーです。
ブライアンは、1980年にデビューの後、83年の3枚目のアルバム「カッツ・ライク・ア・ナイフ」が全米大ヒットしました。カッツ・ライク・ア・ナイフはMTV年柄年中流れていた曲の一つなので、ボクとしてはブライアンと言えばこの曲です。ビデオを作り方がなんともアイドルちっくで、「この人かっこいいんだっけ?」と疑問に思ったものでしたw
一方のティナは1958年に当時の夫とのデュオでデビューしヒットを飛ばしましたが、旦那さんと離婚後長らく低迷します。そして80年代に復活を遂げます。恨み節が得意の印象をボクは持っています。失恋の歌を力強く「泣き」を入れて歌うんですよねぇ。
今日の曲はブライアンがティナに声をかけて実現したデュエットなんですが、ブライアンは、他のアーティストとのコラボの中でも最も記憶に残るものだったそうです。十代後半からティナを見にクラブによく通ったと言います。そんなヒーローと24歳で一緒に歌えるなんて幸せだったでしょうね。
この歌は、ブライアンのライブでもティナのライブでも互いをゲストに呼んでデュエットすることがよくあったようです。
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気持ちが消えたら….
隠す必要はないのさ
気にすんな
恋なんてそんなもんさ
世界が粉々になったような気分で
もう何もかも終わりだと思ってるって?
終わってないよ
恋なんてそんなもんさ
ただそれだけさ
ひどいことを言われて心が折れるときもある
そりゃぁつらいけれど
恋なんてそんなもんさ
もう生きてる意味なんてない、諦めようと思ってるって?
おいおい、そんなこと言うなよ
恋なんてそんなもんなんだから
傷つくのがいやなら逃げ続けることだってできる
でも
勝ちたいと思わないのか?戦わなくていいのか?
君は絶望の淵で後悔してばかり
何度も、何度も、
何度も、何度も
世界が粉々になったような気分で
もう何もかも終わりだと思ってるって?
終わってないよ
恋なんてそんなもんさ
ただそれだけさ
楽じゃないけどさ
そんなもんさ
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この歌からは多くは読み取れないんですけど、ボクは失恋の歌だと思いました。なので今回は「恋」と訳しました。
失恋の歌と言っても全然湿っぽくなくて、むしろ力強いですよね。
ボクの偏見かもしれませんが、これは失恋して、やけ酒をかっくらって歌っている歌なような気がします。特に、どうもブライアンに偏見があるようでw、ブライアンが失恋して泣きそうになりながら酔い潰れているのを、場末のスナックのおばちゃんママのティナから、酒焼けしたダミ声で「恋なんてそんなもんよ、元気出しなさいよ、ブラちゃん!」と言われてる姿が目に浮かびました。 ボク的には失恋ソングは、「いつまでもうじうじしてないでさっさと次行け、次」という感想です。