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25 or 6 to 4 じょーじ船瀬のどゆ意味このソング? 2021/03/15

今日は、アメリカ版、まじめな米米クラブ、シカゴの曲を紹介します。

その名の通り、アメリカ中部の中心、シカゴ出身のバンドで、ロックにブラスセクションを取り入れた編成のバンドです。ロックとジャズの融合なんて言われたスタイルです。日本でいうと米米クラブをシカゴ風まじめにしたようなバンドです。

「長い夜」は1970年のシカゴの2枚目のアルバム「Chicago」に収録されました。

もう50年以上前なんですね。

シカゴの代表曲としてライブでも演奏されて続けてきたわけですが、クリアハイトーンボイスでお馴染みのメインボーカル、ピーター・セテラが脱退した翌年の1986年のChicago18というアルバムでリメイクもしています。

50年で30枚以上のアルバムを出しているご長寿バンドのシカゴの代表曲トップ5に確実に入って来るライブの定番曲です。

さて、この歌の歌詞なんですけど….

うーーん、これは何を言いたいんでしょうねぇw

大したことは言ってないんです、不眠症なのか、昼間やることがなくて身体がなまってるのか、

理由はわかりませんがとにかく寝ないで遅くまで起きてるって歌で、原題は25 or 6 to 4(トゥエンティファイブ・オア・シックス・トゥ・フォー)、「4時の25、6分前」といいます。

この曲は、伴奏が、♪ダダダダダ、ダダダダダってずっと言ってるんですね。歌詞の内容がうとうとしたアンニュイな感じなのとは裏腹に、ボクは外は風が強いんじゃないかと空想しながらこの曲を聞いています。(今日は3月3日、ものすごく風が強い日に書いています。)

日本ではニューヨーク、ロスアンジェルスほど馴染みがないかもしれませんが、シカゴはアメリカ中部の重要な大都市です。発音は、シカーゴと言ったりチカーゴと言ったりします。

シカゴと言えばまずはアル・カポネ。禁酒法時代に密造酒で大儲けしたギャングの大ボスの街です。

経済では米国物流の中心地であり穀物の先物取引の中心としても栄えています。

シカゴは東西(左右)のちょうど真ん中辺の上の方の内陸の五大湖のほとりに位置します。実は五大湖はセントローレンス運河で大西洋とも繋がっていますから、シカゴは内陸なのに海に面した港町でもあるんです。

湖といっても琵琶湖86個分、北海道を一回り小さくしたくらいの大きさです。

五大湖全部を足すと、琵琶湖365個分….というか、本州よりちょっと大きいくらいになるんです。

波も立ちますからサーフィンもできます。これ、もう海ですよね。シカゴ港ではカモメだって飛んでるんですよ。

そして水深が深くて大きな貨物船でも乗り入れすることができるディープ・ウォーター・ポートでもあります。

ね、海でしょw

内陸のシカゴ、デトロイトがアメリカ北海岸なんて言われることがあるのはこういう理由からです。

ボクは若いころシカゴにちょくちょく出張に行っていたんですが、現地アメリカ人によく連れて行ってもらったのがシカゴ名物のディープディッシュピザです。

日本ではなかなかお目にかかるのが難しいのですが、シカゴピザは、レアチーズケーキとかキッシュくらいの厚さにチーズとトマトソースがたっぷり盛られた具沢山のピザなんです。さっぱりこってりでおいしいんです。一度、テイクアウトでピザを買って、そのまま飛行機の機内に持ち込んで東京までお持ち帰りしたこともありますw

あぁ食べたくなっちゃった…..

そして最後は、シカゴと前橋の共通点というと風の街というところです。ミシガン湖のほとりということでとても風が強いところなんか冬の空っ風とよく似ています。すっごく寒いです。

風の街、「ウィンディ・シティ」と言われるようになったのは、実際に風が強いことに加えて、口約束ばかりで全然行動しない地元政治家のことを、新聞が「フル・オブ・ホット・エア」と糾弾したことに由来しています。日本語でもホラを「吹く」って表現するでしょ、英語でも「カッコつけてできもしないことを言って見栄を張る」ことを、風が吹くと同じ単語 blow(ブロー)と表現します。

もちろん、日本のウィンディ・シティ 前橋の政治は口ばかりなんてことはないんでしょうけれどね。

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