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Leave the door open じょーじ船瀬のどゆ意味このソング? 2021/05/31

さて今週はBruno MarsとAnderson PaakのユニットバンドSilk Sonicのとっても黒人ムード歌謡な曲、Leave the door openです。

グラミー賞6部門を受賞したスーパースター、ブルーノ・マーズと同じくグラミー賞で最優秀R&Bアルバム賞受賞の現在のブラックミュージック界の最高峰アンダーソン・パークの第一弾シングルです。とっても懐メロっぽいのですが、この曲今年できた曲なんです。デビュー・アルバム『AN EVENING WITH SILK SONIC』は今年の後半に発売される予定という出来立てほやほやなんですね。70年代が蘇るスムーズでソフト&メロウでロマンチックなR&Bラブソングです。”クワイエット・ストームの女王”、アニタ・ベイカーが「この曲はまさにオールドスクールのラブソングだわ」と賛辞を贈るレトロな新曲です。というか、だってアニタ・ベイカーの曲っぽかったりもしますもんね。

1970年代のソウルミュージックをオマージュした曲ですが、アンダーソンパークが歌っている部分は発音、発声、抑揚、言葉選びどれを取っても一発で黒人とわかりますね。黒人と白人ってなぜか聞くだけでも区別ができてしまいます。電話で話していてもなぜかわかります。とこういう言い方をすると言語レイシズムとして批判されちゃいますね。人種の違いというよりは育った環境によるということなんですけど、要するにやっぱりわかります。

ブルーノが歌っている部分との対比をして聞いてみても面白いと思います。

さて、曲中で何度もI’ma (アイマ) leave the door openが出てきます。ラップとかでは使われることがよくある表現です。I’ma(アイマ)は黒人英語の特徴のひとつで、I am going toの略です。主語がIの時だけ使われる省略で、主語がYouやHe、Sheのときにユーマとかヒーザとかいう言い方はしません。

ネットで調べると黒人英語についてはいろいろ出てきて、発音や言葉選びの特徴について詳しい解説はたくさん出てきます。でもそれだけじゃなくてボクは発声の仕方でもわかる気がします。しかしどうも発声については学術的な研究はされていないようで、ネットで調べると、「私は声帯が違うと思うのだが学術論文はみつからなかった」というのが出てくるくらいでした。ボクはこの人と同意見なんですけど。

発声については、ボクの友達にはたくさんの帰国子女がいるんですが、アメリカ生まれで幼少期をアメリカで過ごした日本人帰国子女は純日本人とは発声が違うのですぐわかります。人は耳で聞こえたものを真似して発音しますから、子供の頃の体験が影響しているのかもしれません。

Andersonの歌声で始まり途中でBrunoに替わるんですが、このI’ma leave the door openはBrunoのパートなんです。Brunoはハワイ出身でアジア系との混血なんですが、I’maという言い方と声がなんかしっくりこないなぁとボクは感じました。

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