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Raindrops keep falling on my head じょーじ船瀬のどゆ意味このソング? 2021/08/16

今週は雨の日の定番、「雨にぬれても」です。この曲は、「雨に唄えば Singin’ in the rain」と並んで、雨の楽曲として世界的で有名で、日本ではデパートなどで雨が降って来たときの合図としてBGMでよく流れたりもします。

1969年公開のアメリカ映画、ポールニューマンとロバートレッドフォードの「明日に向って撃て!」の挿入歌としても使われました。ビルボードで4週連続1位となりアカデミー賞主題歌賞も受賞した名曲です。

この曲を歌ったのはテキサス出身のカントリー、ポップシンガーのBJトーマスでした。

さて、この曲も、みなさんご想像の通り、いつものお天気の歌と同じで、ただ単に雨が降って濡れちゃうなぁというだけの歌ではなく、もちろん雨は試練のことで、雨が上がって太陽が出て、明るい未来に踏み出そう!という歌なんです。

実に60年代らしいさわやかな歌詞なんです。うまくいかないことがあってもちょっとやそっとじゃへこたれない。という意志を歌っているんですね。それほど力が入っているわけではなく、実に自然体な歌です。映画「明日に向かって撃て」は、二人組の銀行強盗の物語で、ブッチ役のポールニューマンと彼女が草原を自転車二人乗りで走るシーンでこの曲は使われているんですが、銀行強盗の歌としてはふさわしいのか?という疑問はどうしても残っちゃいます。

主人公のブッチ・キャシディーとサンダンス・キッドは実在の人物で、19世紀後半の西部の物語です。ロバートレッドフォードのサンダンス・キッドのサンダンスとは、ワイオミング州東部にある町の名前でして、その町にちなんだあだ名なんですね。サンダンスのもともとの語源は、アメリカ北西部の南北ダコタ辺りに居住するインディアンのスー族の、「大いなる神秘」との会話と捧げものの儀式の一つだそうです。

ボクは学生時代に車でアメリカ一周したときにサンダンスに立ち寄ったことがあります。そのときの目的の一つは国立公園を巡ることでした。サンダンス周辺を東西にまっすぐ走る国道90号線沿いには多くの国立公園が点在していまして、国立公園第一号のイエローストーンから東に進むをサンダンスに着きます。

サンダンスを越えて東に向かうと、映画未知との遭遇の舞台にもなった、ぽつんと突然そびえたつ大きな岩山がまるで熊の爪で引っかかれたように縦に線が入っているデビルズタワーや、4人の大統領の顔の彫刻が山肌に彫ってあるラッシュモア山などがある国立公園銀座なとっても西部な地域です。

コロナが開けたらもう一度訪れたい場所の一つです。

最後に、この映画のラストでの警官との打ち合いのシーンでブッチとサンダンスが、このピンチを切り抜けたらオーストラリアにでも行ってビーチでのんびり暮らそうと話し合います。泳ぎが苦手だというサンダンスに、ブッチは泳ぎを教えてやるというのですが、そこでサンダンスは「泳ぐことは重要ではない!」って主張するんですね。No!  Swimming ISN’T important!って、映画の脈絡とは直接関係ないんですが、このセリフがどうも頭に残っています。

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