今週は、Since you’ve been goneです。
曲名を聞いて、ボクは自動的にレインボーの曲と思ってしまったのですが、調べてみると、オリジナルはラス・アージェントという人でした。そのほかにもAC/DCのブライアン・ジョンソン、Queenのブライアン・メイなど多くのハードロック、ヘビメタバンドがカバーしています。よくあるヘビメタバンドのめっちゃしっとりしたバラードとはまた一味違う、ポップな曲です。
レインボーは、ディープパープル脱退後のギタリスト、リッチー・ブラックモアが作ったハードロックバンドなのですが、カリスマギタリストのリッチーのコンセプトを実現するために集められたプロ集団の意味合いが強く、メンバーはしょっちゅう変わっていました。1979年のレインボーバージョンのこの曲は、彼らの5枚目のアルバム『ダウン・トゥ・アース』に収録されています。
この曲を演奏するにあたっては、「これはロックではない」と主張するジェフ・ベック・グループ、ブラックサバスなど大物バンド出身の重鎮ヘビードラマーであるコージー・パウエルとリッチーが殴り合いの大喧嘩をし、「収録に応じないならお前クビ」との確執が起きたという逸話が残っています。そんな曲がレインボーの代表曲になっているのも皮肉ですが、そこにはボーカルであるグラハム・ボネットの存在があります。
みなさんはこれ、ロックだと思いますか?
ロックではないですよねw
でも詩の内容からすると、もっとじめじめしたバラードになりそうな気もします。ヘビメタバンドはよく箸休め的なしっとりバラードを歌うとヒットしますけど、この曲は内容のわりにポップですよね。
オリジナルはピアノ曲なんだそうですが、リッチーの軽快なギターと、何よりグラハムのボーカルがポップさを醸し出していると思います。
さてこの曲、さっき、コージーパウエルは、ロックじゃないからと拒否したことを言いましたよね。この曲はその後Queenのギタリストであるブライアン・メイのソロの曲としてもカバーされているんです。
そしてブライアンのバックバンドのドラムはコージーw
引きが強いですね。
ブライアンがニューヨークツアーに来たのを見に行ったんですけど、コージーはノリノリでドラムを叩いてましたw
それにしても男の方がめめしいですよね。振られちゃったらすぐ気持ちを切り替えて次に行けばいいのにwと思います。