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Sound of silence じょーじ船瀬のどゆ意味このソング? 2021/09/06

今週は、R一郎さんからのリクエスト曲で、サイモンとガーファンクルのサウンドオブサイレンスです。この曲も知らない人はいないんじゃないですかね。1964年のデビューアルバム「水曜の朝、午前3時」は全く売れず、二人はすぐに活動休止してサイモンは放浪の旅へ、ガーファンクルは大学院へ行ってしまいました。一度はほぼ解散しちゃったんです。それが2年後、リマスターした曲にボストンで火が着き、全米1位のヒットになったんですね。そしてそのまた翌年の67年にはダスティンホフマンの映画「卒業」の中でもサウンドオブサイレンスは使われたことで世界的ヒットとなりました。

この映画では、サウンドオブサイレンスの他にも、二人の曲であるミセス・ロビンソン、スカボロー・フェアも使われています。

ポールサイモンとアートガーファンクルは、小学生からの幼馴染なんですね。お互い東欧からのユダヤ人移民の子供でして、ニューヨーク市のクィーンズに育ちました。何十年もコンビでやっていると喧嘩したりすることもありますよね。この二人もすごく仲が悪い時期が続いてるんですが、幼馴染で、「あいつは友達じゃない。家族だ」と言っていますから、きっとまた仲直りすると思います。

この曲の歌詞は漠然とした内容なので、色々な意味にとることができると思います。だから想像力を働かせてみなさん一人ひとりの沈黙の音を聞くといいと思います。沈黙の中に、どんな音が聞こえますか?

(今回は繰り返しがないので訳が長いです)

静寂の音ってなんなんでしょうね?考えてみると、都会では静寂なんてありません。夜中でもなんかしらの音がしています。前橋も昔は田植えの頃からカエルが鳴き、夏は昼間はセミ、夜は鈴虫が鳴いていてなかなか静寂はなかった気がするんですけれど、最近は静かな気がします。

さて、映画「卒業」の舞台となったのはサンフランシスコ郊外にある、馬の骨の宝庫でリベラル派の総本山、カリフォルニア大学バークレー校です。ヒッピー文化や、1960年代のフリースピーチ・ムーブメントは独特の校風が今でも脈々と受け継がれています。サウンドオブサイレンスは、市民一人ひとりの普段なら声にならない声を口にして社会的な動きにすることにもつながっているように感じています。

毎週毎週オレ、オレで申し訳ないんですが、ボクの母校です。

先週はマンハッタンのキラキラ華やかな街を思い出してニューヨークに行きたくなっちゃったんですけど、今週は、バークレーのキャンパスの杉の香りを思い出して、サンフランシスコにも行きたくなっちゃいました。

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