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じょーじ船瀬のどゆ意味このソング Miss Sun 2023/01/23 #103 23-03

今週、80年代のAORの世界をご紹介します。

AOR界の高田純次、ボズ・スキャッグスのミス・サンをお届けします。AOR、アダルト・オリエント・ロックというと「おしゃれ、都会的、ロマンチック、肩パッド、羽の扇子、ボディコン、湾岸道路」バブル時代とは切っても切れない音楽ですよねぇ。あぁあの頃は楽しい時代がまた来たらいいなぁといつも思っています。

ボズ・スキャッグスは、ビリー・ジョエル、ロッド・スチュワート、TOTOなどとともにAOR界を牽引したシンガーです。オハイオ州生まれ、オクラホマ、テキサス育ちと、実は田舎育ちなんですが、サンフランシスコに拠点を置いてスティーブ・ミラー・バンドでプロのミュージシャンとして頭角を現してきました。代表作We’re all aloneはみなさんもどこかで耳にしたことがあるはずです。スティーヴ・ミラー・バンドサンフランシスコのブルース・ロック・バンドで、50年以上に及ぶ活動で『ロックの殿堂』入りしています。

今日の曲、ミス・サンはTOTOのスティーブ・スカサーやジェフ・ポーカロによる作品で、TOTOとしもこの曲のデモ版を発表しています。

ボクの太陽を抱き締めたいと歌った「ミス・サン」です。

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一晩中キミのことを考えていたんだ

多分キミの魔法の虜(とりこ)になったんじゃないかな

それでもいいんだ

たとえこのままでも

ミス・サン、ボクの太陽

キミを抱きしめようとしても月が邪魔をするんだ

もうじき夜が明ける

そしたらキミはまたボクの腕の中さ

いつだって覚えている

キミの目を見ればわかる

たった一度の口づけで

ボクはこんなメロメロだよ

キミもそろそろ気づいたほうがいい

ボクの太陽

夜が明けたらキミはまたボクの腕の中さ

たった一度のキスをもう一度くれないか

キミの目を見ればわかるさ

夜が明けたらキミはまたボクの腕の中

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苦手なラブソングなのであんまり書くことは無いです。w

なんと言ってもボズの甘い歌声は湾岸道路に似合うんですよねぇ。ちょっと我らがザ・パルジファルの石垣尚久さんの声にも似てませんか?

この前はニューヨークに代表される東海岸とサンフランシスコとロスアンジェルスのような西海岸の文化の違いについてをお話しましたが、西海岸の中では北からシアトル、サンフランシスコ、ロスアンジェルス、サンディエゴと大都市が並んでいて、それぞれ文化が少しずつ違っています。特に、サンフランシスコのような北カリフォルニアとロスアンジェルスの南カリフォルニアは同じカリフォルニアでも全然趣が違います。関東平野と同じ広さで、車社会、高速道路網が整備された大都会ロスアンジェルスが、ある意味大味でノー天気の印象がある(というか、少なくとも北カリフォルニアの人はライバル心から南カリフォルニアのことをそう言う人が多いんですけど)それに対して、コンパクトにまとまったサンフランシスコは繊細でソフィスティケートされた街であるとの自負があります。LAの人からは、ちっちぇー街と思われてるんですけどね。

メキシコ国境からほど近いLAはラテン文化が生活に浸透しているのに対して、歴史的にアジアからの移民の多いサンフランシスコでは中華系の人が多く、中国以外で最大級のチャイナタウンはサンフランシスコの丘の中腹にある観光名所です。この人種構成の違いは、大学の学生数にも表れていて、サンフランシスコ郊外にあるカリフォルニア大学バークレー本校は学生の約1/3以上がアジア系、白人が1/4、ヒスパニックは15%ほどであるのに対して、UCLA、カリフォルニア大学ロスアンジェルス分校は白人、アジア系、ヒスパニックが1/4ずつという違いにも表れています。

このサンフランシスコとロスアンジェルスは日本からの観光の二大スポットですよね。

実はね、サンフランシスコ行きとロスアンジェルス行きでは飛行機の値段が違って、大抵の場合ロスアンジェルス行きの方が少しだけ安いんですよ。これは乗り入れている飛行機会社の数が違うので競争環境が違うからだと思われます。 コロナが明けて旅行できるようになってこの2都市を旅行するときは飛行機は東京-LAで買うのがおすすめです。

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