今週はビートルズのツイスト・アンド・シャウトをお送りします。内田裕也のシェケナベイベーの元ネタですね。シェケナベイベーってリクエストされましたwが、曲名はツイスト・アンド・シャウトです。1963年の1stアルバム「Please Please Me」に収録されています。日本でもビートルズバージョンが知られていますが、実はこの曲トップノーツや黒人R&Bバンド、アイズレー・ブラザーズのカバーなんです。トップノーツの曲はメロディがちょっと違うんですけど、アイズレー・ブラザーズのバージョンはビートルズのものに似ています。男女が向かい合って腰をツイストする、ローラー族が原宿で踊っていたあの踊り、今だったらプレスリーのまねをした芸人TAIGA(タイガ)が踊ってる、あれです。
風邪をひいて喉がボロボロだったジョンなんですが、それがちょうどいい感じでワイルドなシャウトとして仕上がってますね。当時のビートルズは革ジャン、革パンにリーゼントの、日本でいうところのロックンローラーファッションでした。マッシュルームカットにアイビールックで、猫を被る前の、本性のビートルズの時代です。前にも紹介した通り、ローリングストーンズはむしろ坊ちゃんで、ビートルズの方がよっぼど不良だっていうね。女王陛下主催のパーティで、「安い席の方は拍手を、お金持ちは宝石をジャラジャラ鳴らしてください」なんてジョークを飛ばしたあとで演奏したそうです。こんなことストーンズは絶対に言わないですよね。
この曲、「夢のカリフォルニア」のママス&パパスもカバーしてるんですけど、スローテンポの気だるいグルーブで、全然ツイストしてません。ほかにはザ・フーはライブでよく演奏していましたし、ティナ・ターナーも歌っていたそうです。日本ではもちろん内田裕也と尾藤イサオがカバーしています。
曲の内容的には、まぁ、もうノリだけです。シェケナベイベーな内容のみです。
~~~~~~
さぁ踊ろうぜ、ベイビー!
捻って(ひねって)叫んじゃえよ!
さぁ、さぁ、さぁ
出てこいってば
どうにかなるってもんよ
キミ、最高にいけてるよ!
盛り上がっちゃうぜ!
思ってた通りだ!
ノリノリで行こうぜ!
ほら、思いっきり踊ろうぜ!
ほら、ほら、ほら、ほら!
こっちに来て一緒に踊ろうぜ!
ベイビー、キミの踊り、サイコーだね!
もっとこっちに来いよ
そして俺のベイビーになっちゃえよ!
さぁ、シェイク、シェイク、シェイク!
シェケナベイベー ナウ!
~~~~~
60年代というと、ファッションは「派手」の一言に尽きます。派手な色、派手な柄、派手なデザイン。今で言うサイケデリックなファッションも60年代に始まりました。
今ちょうどテレビで日向坂46の松田好花(このか)ちゃんが池上さんのテレビに出ているんですけど、このちゃんも一年前くらいからヘアスタイルは「外はね」にしています。
ミニスカート、ミニのワンピース、外はねヘア、「奥様は魔女」のファッションですね。
ほかにもパンタロン、ヘップバーンのサブリナパンツ、アイビールック、踊る大捜査線の織田裕二が着てるモッズコート、お父さんたちが一時期着ていたサファリルック、ヒッピーファッションも60年代の流行です。ヒッピーの絞り染めのTシャツなんか今やバークレーの道端のヒッピーの露天でしか見かけないですけどね。
「外はね」ヘアはお人形さん「ドーリーガール」ファッションと言います。若い子には根強い人気ですよな。けれどボクは断然内巻き派です。 このちゃんも早く外はねに飽きてくれないかとずっと思っています。