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じょーふなのどゆソン Get up and go 2023/07/24 #128 23-28

今週は、ビートルズのパロディバンド、ラトルズのゲットアップアンドゴーをお届けします。これは同じくビートルズのゲットバックのパスティーシュの曲です。ラトルズはイギリスのBBCで放送されたラトランド・ウィークエンド・テレビという番組の中の企画として、お笑いグループのモンティパイソンのエリック・アイドルが作ったパロディバンドです。日本で言うと笑点の子ども大喜利メンバーで作られた「ずうとるび」みたいなもんですね。

ラトルズは、その後アメリカの深夜番組サタデーナイト・ライブでビートルズの歴史をパロディ仕立てで取り上げたオール・ユー・ニード・イズ・キャッシュ~金こそすべて~「4人“も”アイドル」で有名になりました。パロディとは言うものの、この番組の内容は実に凝っていて、ビートルズファンも納得の内容だったとか。ファンにしかわからないような小ネタが満載、

ミック・ジャガー、ポール・サイモン、キース・リチャーズが出演したほか、ジョージ・ハリスンもインタビューの場面で出演したそうです。

パロディバンドですが、ちゃんとLPも出していて、日本でも発売されました。

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ジョーは汗水たらして田舎の町で働いていたのさ

運は悪いほうだった

だけどヤツはそれでもがんばったのさ

さぁ立ち上がって前へ進め

立つんだ、ジョー

仕事が終わったら家へ帰ろう

いつまでも田舎町でくすぶっていたくない

ジョーは持っていた軽トラを中型車に乗り換えた

さぁ立ち上がって前へ進め

みんなが待ってるぞ

ハイウェイをいい調子で走っていた

車線なんか気にせず真ん中を進む

彼はラリってたし、アクセルを踏みまくりさ

一方通行だって気にしない

さぁ立ち上がって前へ進め

立つんだ、ジョー

~~~~~

途中なぜかあしたのジョーになってしまいました。立て、立つんだ、立つんだジョーーーーーー

ラトルズはパロディバンドですが、ちゃんとLPも出していて、日本でも発売されました。

アルバムAll you need is cashと続編のCan’t buy me lunchはどちらももう廃盤になっていますが、ファンの間では名盤とされているそうです。

この二つのアルバムタイトルですが、ボクは大学院の経済学の授業を思い出しました。

「ビートルズは世の中の道理を全然わかってない!」これが授業での教授の一言目でした。そしてこう続けました。

「Can’t buy me love お金で愛は買えないって?

馬鹿なことを….w(と心底あきれた様子で)

買えるに決まってるだろう。

諸君、いいかね、お金とは「価値の評価基準」であり、「価値の交換の手段」だ。だからこの世のモノは全てお金で買えるのだ。もし愛を買えないのであれば、それは売り手と買い手の価値の判断が違う、つまり売り手の値段と書いての値段が折り合わないだけだ。

愛にも値段はあるのだ。」

というものでした。

この話は今でもボクは講演のときに話しています。

たくさんお金を持つこと、それ自体が幸せという意味ではありません。お金自体が幸せではないのですが、お金はいつでも幸せと交換できるという意味です。

そしてお金とは人々の「ありがとう」の表れであって、たくさんお金を稼ぐということは、

より多くの人から感謝されるという意味です。

ほかの人ができないこと、

多くの人が求めていること、

をするとたくさんお金を稼ぐことができるのだということです。

人を騙してお金を稼ぐという意味ではなくて、より多くの人からよりたくさん感謝されるとお金が稼げます。自分自身が働くことでも稼げますし、お金を投資して、お金に働かせることもできます。

この曲は資本主義の基本の歌だと思います。

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