今週は、カイリー・ミノーグのStop me from fallingをお届けします。
カイリー・ミノーグはオーストラリア、メルボルン出身のポップ歌手です。1987年歌手デビューはリトル・エヴァのカバーで「ロコモーション」でした。ユーロビートのブームに乗ってラッキー・ラブなどのヒットを生み出しました。当時の立ち位置としてはディスコ文化にあって、ティーンのアイドル的な存在でしたが、今日紹介するStop me from fallingはそんなカイリーのベテランになってからの曲です。アイドル路線から歌唱力に比重を置いたプロモーションへは比較的早い時期に変更し、その後も着実にファンを魅了してきたカイリ-・ミノーグの2018年の曲です。歌唱力と美術のコラボや香水のプロデュースなども手がけました。
英国に移住して活動していましたが、乳がんが発見され、メルボルンに戻るなど紆余曲折があったんでしょうねぇ。
Stop me from fallingとは「私が落ちていくのを止めてちょうだい」という意味です。どこに落ちるかというと、恋に落ちるんですね。ベテランになってもアイドル、カイリーの心は変わらないんだと思います。
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なんだか知らないけれど、私たちっていつも一緒だったわね
付き合ってるわけじゃないのに
今までこんな気持ちになったことはなかったのに
何かが違うのよ
もう知らん顔なんかできないわ
いつかきっと私にもわかると思うの
決心はつくのはいつかしら
もしかしたら今夜?
よく考えなくちゃね
でもあなたのことが頭から離れないよ….
どうしたらいいのかしら?
私たち、友達以上になってるんじゃない?
どんどん近づいているの
私が落ちていくのを止めてよ
なんで気づかなかったのかしら
もう遅いわ
一線を越えちゃったっていうのかしら?
ねぇだから私を受け止めて
一人で寒いときは、あなたの肩にしなだれてみるの
そうするともう止められない
いつの間にかキスしてしまう
なんだか戸惑ってしまうの
なんで心がこんなに揺れているの?
恋に落ちていく私を
あなた、ちゃんと受け止めてよ!
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軽快な曲で、恋に心が揺れる女性の歌ですけれど、不安なんか全く感じないですよね。
ボクはどうもカイリーにはアイドルのイメージがあってしまうのですが、今のカイリーはレッドカーペットを歩くセレブみたいな感じで皺隠しのフェイスアップで目が吊り目、目の周りの化粧もあって、ちょっと怖いんですけど、中身は90年代と変わってないのかなぁと思いました。
さて、カイリーの出身はメルボルンです。シドニーに次ぐオーストラリア第2の都市です。近代的で忙しいイメージのシドニーと比べると、歴史的な建物が多く落ち着いた、住みやすい街というイメージです。実際、ビクトリア時代の建築物がロンドンに次いで多く残っているのがメルボルンだそうです。互いにライバル意識がある2大都市です。なんとなく前橋と高崎の関係のようなもんかと思いました。