今週は、カーペンターズのClose to you(邦題: 遥かなる影)をお届けします。原題はThey long to be close to youなのですが、この楽曲を収録したアルバムタイトルが、Close to youと略していることから、この曲もClose to youと呼ばれることが多いのだそうです。They long to be close to youは、「彼らはあなたの傍にいることを望んでいる」という意味です。Close to youは「あなたの傍」という意味ですね。
昭和の時代には邦題を付けることが多くて、そのタイトルは意訳、もしくは全然関係ないようなものが当てられることを珍しくありませんでした。
「遥かなる影」ですが、これは暗いという意味で影を使ったのではなく、影のようにいつでも傍にいるという意味で使われています。
もともとは1963年にリチャード・チェンバレンによって歌われました。その後ディオンヌ・ワーウィック(ホイットニー・ヒューストンの従姉)、67年にダスティ・スプリングフィールドがレコードをリリースしたのですが、そんなに売れませんでした。そして1970年のカーペンターズによるカバーでビルボード1位を獲得しました。カーペンターズにとっても初のチャート1位となった曲です。
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なんであなたがいるところにはいつも小鳥がよってくるのかしら?
きっと、私と同じであなたの傍にいたいのね
なんであなたが歩くと流れ星が流れるのかしら?
きっと、私と同じであなたの傍にいたいのよ
あなたが生まれた日、天使たちは夢を現実にすることを決めたんだと思うわ
だからあなたの髪にキラキラした月の欠片(かけら)を散りばめて
あなたの目に星の光を埋め込んだんだわ
だから、この街の女の子はみんなあなたを追いかけるのよ
みんな私と同じ
みんなあなたの傍にいたいって思ってるのね
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彼女は彼と付き合ってるんですかね?側にいて、まわりの人を見ているのか、それとも片思いで、自分も「みんな」の一人なんでしょうかね?この曲からははっきりとはわかんないところですね。
カーペンターズの前にこの曲を歌った人をさきほど紹介しましたが、カーペンターズでヒットとなった後もこの曲をカバーした人がたくさんいます。
ダイアナ・ロス、ジョニー・マティス、フランク・シナトラ、ペリー・コモといった、錚々たる今や大御所と言われるエンターテイナーたちが彼らの全盛期の70年代に歌っています。
♪花びら~の白い色は~恋人の色~ のベツィ&クリスや、先週紹介したバリー・マニローもカバーしています。
日本では、今井美樹、EPO 、阿川泰子、つじあやの、細野晴臣、杏里、藤井風がカバーしています。
さて、ラブソングは書くことが思い浮かばないので、ちょっとボクの近況をお話します。
今週末、スマホを機種変したんです。10年近くiPhoneを乗り継いでいたのですが、久しぶりにAndroidにしました。すると色々と手動で新しいスマホに移植しなければならなくて、今までiCloudに保存していた撮りっぱなしの写真が2万枚ありました。
移植のついでに懐かしく見ていたら、大昔からの交際していた数々の女の人の写真が発掘されました。まぁボクは面食いなので正統派、個性派の幅はありますが、みなさんとても綺麗だったという甘酸っぱい記憶が残っていました。
どうも記憶というのは自分に都合がいいように少しづつ書き換えられるようで、
みんな、ボクの記憶に残っているのとはちょっとづつ違ってました。
バブル期のスキー場効果とか、最近で言えばマスクを取ったら思ってたのと違った、的なあれですかねぇ。