今週は、ボンジョビのIt’s my lifeをお届けします。
意外なんですけど、ボンジョビの曲を紹介するのはこれが初めてです。
ボンジョビはニューヨーク市の西に位置するニュージャージー州出身のアリーナロックのニューヨーク地区代表みたいな存在です。リーダーはバンド名にもなっているジョン・ボンジョビ。本名はボンジオービなんですけど、言いやすいようにボンジョビにしたそうです。
イタリア系なんですけど、イタリア語でボンは「良い」って意味です。ボンジョルノのボンですね。
ボンジョビは1984年デビュー、グラミー賞には9回ノミネートされ、1回受賞、2018年にはロックの殿堂に入っています。トータルセールスは1億3千万枚以上というビッグネームです。
今日ご紹介するIt’s my lifeは、1995年リリースの7枚目のアルバムに収録されています。NECのノートパソコンのCMソングだったんですけど、それよりなにより なかやまきんに君のネタの音楽と言った方がわかるかもしれません。ちなみに週末の昼間の超無敵クラスで翔君がカラオケで歌ってました。
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これは失恋した人を慰める歌じゃない
信仰を忘れた人の祈りの歌でもない
俺は群衆の中の名もない一人じゃない
俺が精いっぱい叫んだ声が聞こえるだろう?
これが俺の人生さ!
今やらなかったいつやるって言うんだ?
永遠に生きられるわけじゃないんだから
生きているうちは自分の人生を生きたいんだ
俺の人生なんだから!
俺の心は一直線に伸びるハイウェイのようなものさ
フランキーが言ってたっけ
「俺は自分の道を歩んだ」って
俺も同じさ、生きているうちは自分の人生を生きたいんだ
俺の人生だから!
これは自分をしっかり持っている人に向けた歌さ
そう、トミーとジーナみたいに決して諦めなかった人のための歌さ
明日は確実に今日より困難が待ち受けている
失敗するなよ!
幸運だけで乗り切れやしない
自分でチャンスを切り開けよ
自分の人生だろ!
誰かに必要とされたら、胸を張って
流されず、挫折せず、負けるんじゃない!
俺の人生だ!
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曲の中で3人の名前が出てきます。まずはフランキー。言わずと知れたフランク・シナトラです。彼の代名詞、「マイウェイ」の韻を踏んで「ハイウェイ」をまっすぐに進むって言葉が出てきましたね。
そしてトミーとジーナ。ボンジョビの数あるヒット曲の中でLiving on a prayer(リビング・オン・ア・プレイヤー)に出てくるトミーとジーナです。トミーは港で働いていたけれど失業してしまった。ジーナは一日中ファミレスでウエイトレスとして働いている、というあの二人です。
若く貧しくても夢を諦めず、自分たちを信じて生きている二人がまた登場しているわけです。
諦めずに頑張ってる人を応援する歌なんですね。
ボンジョビの出身地のニュージャージーはまぁ日本でいうと埼玉みたいな位置づけだったり、大きな港があることから川崎的な見られ方をされたりということで、ダサイ、柄が悪い、学が無いみたいなイメージもあります。ニュジョイジーなんてからかわれることもあります。ジョンは同じくニュージャージー出身のブルース・スプリングスティーンを尊敬してるそうなんですが、この二人は同じ匂いですよね。かっこいいはかっこいいんですけど、なんか微妙にダサくもあると思います。
ジョンはガラガラ声と甘いハスキーボイスが特徴なんですけど、つまりは、綺麗な声は必ずしもロック・ボーカリストに必要ないことを証明したと言われているんですね。
ということはボクにもチャンスはあるのかも知れないということだと思ってます。