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じょーふなのどゆソン Both sides now 2024/2/19 #156 24-07

今週はBoth sides now(ボウス・サイズ・ナウ)(邦題:青春の光と影)をお届けします。

「Both sides now:青春の光と影」は、映画「いちご白書」の音楽で有名なシンガーソングライターのジョニ・ミッチェルによって作詞・作曲されました。1967年にジュディ・コリンズのバージョンとして発表され、1969年にはジョニ・ミッチェルのアルバムClouds(雲)にも収録されています。コリンズは初のグラミー賞(最優秀フォーク・パフォーマンス賞)を受賞し、その後も数多くのアーティストがカバーしている曲です。ジョニ・ミッチェルと言えば70年代の若者の心の葛藤の代弁者ですが、この曲もそんな内容です。

今日はエミリア・ジョーンズのバージョンで、これは2021年の映画「コーダ あいのうた」のの中で歌われています。

コーダとは Children of Deaf Adults(チルドレン・オブ・デフ・アダルツ)、聴覚障害者を親にもつ聞こえる子どものことです。主人公のルビーは漁師で聴覚障害の両親、兄の家庭で育ち歌手になることを夢見ていますが、唯一の聴覚のある家族として、通訳をすることと音楽を両立させるのが難しく、音楽大学進学を諦めかけていました。しかしその思いに気づいていたお父さんは名門バークレー音楽大学の実技試験にルビーを送り出します。実技試験で、ルビーを演じるエミリアが手話のジェスチャで試験を見守る家族にもわかるようにこの歌を歌います。歌を聴く(見る)家族の幸せな顔、そして合否発表をネットで確認し、合格がわかると家族全員で大喜びします。健常者としての家族への責任と自分の夢の板挟みに悩む少女と、娘の気持ちを察し、自分のことのように娘の合格を喜ぶ家族の愛、感動の物語です。

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天使の髪のような氷の線だったり

空に浮かぶアイスクリームの城だったり

羽のような渓谷のときもある

私には雲がそんな風に見えているの

でも今はそれがただ太陽を遮っているだけだと思うのよ

雨や雪を降らせるし

本当は私にもいろんなことができたはず

でも雲が邪魔したのよ

雲をよーく見てみたの

上からも下からも

でも今でもわからないの

雲ってただの幻でしかないのかもしれないわ

雲ってなんなのかしら?

初夏に月が満ち欠けには観覧車が似合うわね

おとぎ話が本当になるみたいに

ふらふらと踊っている

私は愛ってそんな感じだと思っていたの

そして今新しい幕が上がったのよ

あなたはなんでも笑い飛ばせるのよね

何か悩んでいても他人には見せない強さがあるのよね

私、愛をいろんな角度から考えてみたの

与える側からとか貰う側からとか

でも今でもわからないの

愛ってただの幻でしかないのかもしれないわ

愛って一体なんなのかしら?

涙も怖がることも、誇りに思うことも

「愛してる」って叫ぶことも

夢であり、出来レースであり、サーカスのお客さんに見せているようなもの

私は人生をそんな風に見ていたの

でも最近幼なじみの様子がおかしいのよ

首をひねって、私が変わったって言うのよ

毎日を生きていけば失うものもあるし、得るものもあるのよ

私、人生をいろんな角度から考えてみたの

勝ち組とか負け組とか

でも今でもわからないの

人生ってただの幻でしかないのかもしれないわ

人生って一体なんなのかしら?

私は全然わかってないのよ、全然

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曲のタイトルBoth sides というのは、両面という意味です。物事を一面的に見るだけではわからないということです。歌詞の1番では雲を上から見るのと下から見るのでは違うという比喩から始まり、2番では愛、3番では人生も同じだと歌います。

飛行機に乗って雲を上から見下ろすのと、普段雲を見上げるのでは全然違いますよね。それを愛や人生のたとえてしています。

歌詞の中には月と6月というのが出てくるのですが、これは欧米の卒業の季節で、子どもから大人になることを表しているのかなと思い、ここは初夏としました。

いろいろな経験を積んで、段々とわかるようになる、大人になる、ということですが、その間に友達は変わってしまった。自分にはまだ人生はわかっていない。という葛藤の真っ最中なんだなと思いました。 まぁそんなに簡単にはわかりませんよね。ボクは今年満60歳児ですが、全然わかりませんもん。

今週は公立高校入試があります。大学入試も行われていますよね。受験生には頑張って欲しいと思います。

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